2011年総会報告

懇親会報告

 木村先生、高橋先生による学術講演会に引き続き、隣の「松風の間」にて淑瞳会第2部懇親会が盛大に開催されました。

 司会進行役を私と窪谷日奈子先生の2人が担当し、会はまずトランペットとピアノによるミニコンサートから始まりました。ダニー・ボーイやムーンリバーなど懐かしい曲を聴き、参加者一同講演会での緊張もすっかりとれ、和やかな雰囲気となったところで、今年から委員長になられた片上千加子先生のご挨拶となりました。

その後、藤堂会長、柴原副会長に御挨拶いただき、平松副会長による乾杯の音頭にてホテルオークラ桃花林のフレンチ中華の会食が始まりました。今回のフルコースは淑瞳会委員が下見を兼ねて吟味して選んだ食事でしたので、おそらく参加者の皆さまにご満足いただけたのではないかと思っております。

会の半ばには淑瞳会委員であり、県医師会で御活躍中の深森史子先生が「東日本大震災におけるJMAT活動報告」をされました。阪神淡路大震災で被災を経験した私達にとって被災地の悲惨な状況は人ごとではなく、また震災直後にもかかわらず被災地に入って医療活動をされた先生の報告に一同胸をうたれました。その後、ゲストの先生方の紹介、ご挨拶、神戸大学、兵庫医科大学の新入女性医局員などの新しい先生方の紹介をさせていただきました。

 懇親会の参加者は69名で、岡山県、香川県、京都府、大阪府眼科医会、そして今回島根県からの代表の女性の先生方にも御出席いただきました。現在淑瞳会委員も他府県の女性医師の開催される会に参加させていただいており、県、府眼科医会同志の女性医師の交流も年々盛んになっております。

 また今回の懇親会には兵庫県眼科医会より会長を始め6名の男性の先生方が出席してくださいました。参加していただいた男性の先生方にこの場を借りまして、心から厚く御礼申し上げます。30年前は女性医師の立場もまだまだ確立されておらず、故有澤会長が女性医師だけが互いに話せる会を設けてはどうかという御指示があり、淑瞳会が発足したと聞いております。そのため淑瞳会は女性医師のためだけの会というイメージがこれまで強かったのかもしれません。あれから29年経て、男女共同参画推進が眼科医会にてごく普通に論議され、女性医師が主催する会に男性の先生方が気軽に参加できる時代となりつつあります。年代を問わず、女性医師の情報交換の場所として、また男性の先生方と楽しく交流をもてる場所として、淑瞳会が発展していることを今回の懇親会を通じて強く感じました。

 早いもので来年淑瞳会も記念すべき30周年を迎えます。男女問わず、多くの先生方の参加をお待ちしております今後とも淑瞳会へのご参加をお待ちしております。

藤原 りつ子 
 
懇親会の様子


委員長を囲んで


ミニコンサート